ホットメルトシートで接着工程の有機溶剤・乾燥工程を削減|少量・小口・短納期で環境配慮型接着を実現
「接着工程の有機溶剤臭をなくしたい」「乾燥炉のスペース・電気代を削減したい」「少量・小口で試したい」「型抜き形状にしたい」――こうしたお困りごとに、当社は熱可塑型の接着シート「ホットメルトシート」をご提案しています。シート・フィルム状で必要分だけ切って使え、アイロン等の加熱圧着で接着可能。オレフィン系・ポリエステル系・ウレタン系・PVC・多層品・カスタム複合材まで幅広いグレードを、A4数枚から少量・小口・短納期で供給します。
接着工程の3大お悩み:有機溶剤臭・乾燥工程・小口購入の壁
接着剤を使う現場では、(1)溶剤系接着剤の臭気・取り扱いの難しさ(2)乾燥炉や養生時間によるラインの占有・電気、(3)「試しに少量だけ欲しい」「特殊形状で抜きたい」というニーズに既存サプライヤーが応えてくれない――という3つの壁がよく聞かれます。特に食品包材・衛生用品・電子部品など人体や精密部品に近い領域では、有機溶剤を使わない接着方式へのシフトが急務になっています。一方で、開発・試作段階では「A4数枚で性能評価したい」「自社製品の形に型抜きしたい」といった柔軟な対応が求められます。●顕在化する場面:新規商品開発の試作段階/既存ライン環境改善(無溶剤化)/衛生用品・食品包材の安全規制対応/電子部品(FFC・タブリード等)の量産立上げ/自動車部品の組立工程改善。●主な影響:有機溶剤臭・VOC排出による作業環境悪化、乾燥工程の電力消費と床面積占有、調達ロットの大きさによる試作コスト増、特殊形状要求への未対応による開発の停滞。
なぜ無溶剤化が進まないのか:適用樹脂・形状対応・小口販売の三重ハードル
ホットメルト方式は本来、溶剤を使わず加熱圧着のみで接着でき、乾燥工程も不要という大きなメリットがあります。しかし現場での採用が遅れる主因は、(1)被着体(PP・PE・PET・金属・布など)に合う樹脂系グレードが見つからない(2)必要な厚み・サイズ・型抜き形状でロット少量から手配できる商流がない(3)FFC補強板や二次電池タブリードなど用途別の経験値を持つサプライヤーが限られるという三重のハードルにあります。結果として、無溶剤化したいが従来の溶剤系接着剤から脱却できない状況が続いています。●特定の根拠:顧客現場での被着体・接着強度要求のヒアリング、各樹脂系(オレフィン/ポリエステル/ウレタン/PVC/複合材)の融点・特性比較、A4試作品の社内評価データの突き合わせ。
これまで試した対策とその限界
溶剤系接着剤の換気強化・乾燥炉増設(環境負荷とコストが残存)、両面テープ・ホットボンドへの置き換え(強度・耐熱・形状自由度で不足)、汎用ホットメルト原料の自社加熱成形(試作コスト過大・品質安定せず)、海外品の直接輸入(最小ロットが大きく試作不可)など、いずれも「無溶剤化」「小口試作」「特殊形状対応」のいずれかが欠落していました。これらの限界を踏まえ、より抜本的な打ち手として下記アプローチを採用しました。
解決アプローチ:樹脂系グレード提案 × 少量・小口供給 × 型抜き・複合材加工
必要な量だけ溶かして使えてすぐ接着
好きな形状で型抜き可能
当社は、オレフィン系・ポリエステル系・ウレタン系・PVC・多層品・複合材まで幅広いラインナップから、被着体・耐熱条件・接着強度に応じたグレードを提案。さらに必要分だけのシート形状・型抜き加工・カスタム複合材(難燃VTM0相当品など)にも対応し、A4数枚〜の少量・小口・短納期で供給します。
STEP. 01
被着体・条件ヒアリングとグレード選定
接着したい部材(PP・PE・PET・金属・布等)、接着強度・耐熱・伸縮性・低温接着の要否、想定圧着温度をヒアリング。オレフィン系(耐熱・低温接着)・ポリエステル系(PET/金属に高接着)・ウレタン系(伸縮性)・PVC(低コスト)等から最適グレードを提示します。
STEP. 02
A4サンプル即出荷とお客様評価
「試しにA4数枚だけ欲しい」というご相談にも対応。離型シート付きの小ロットを即出荷し、お客様社内でアイロン等を用いた加熱圧着試験を実施いただきます。星形・波状など特殊形状の型抜き対応も相談可能です。
STEP. 03
用途別カスタム複合材・量産供給
FFC電線用被覆材(難燃VTM0相当の複合材)、二次電池タブリード用多層品、太陽電池バックシート、PETボトル胴巻きラベル等、用途別のカスタムMade品を企画・量産化。30〜150μm厚を中心に、各種厚み・幅・長さで安定供給します。
フジケミ・トレーディングの提供体制:本社 × 水戸加工センター×日系メーカー連携
本ソリューションは、複数拠点の役割分担で成立しています。・ 本社・営業/技術:被着体・要求物性のヒアリング、樹脂系グレード提案、適用事例(食品・電子・自動車)の共有、サンプル手配。・ 水戸加工センター:シート裁断・スリット加工・型抜き加工対応、A4少量サンプル即出荷、複合材の試作対応。・ 協力メーカー:オレフィン系・ポリエステル系・ウレタン系等の各種ホットメルト原反、カスタム複合材の共同開発。●供給体制:ロール品・断裁品ともに少量・小口・短納期で対応。試験的にA4数枚だけ欲しいというご相談から、量産時の継続供給まで一気通貫で支援します。
導入による成果
溶剤系接着剤からホットメルトシートへの置き換えにより、(1)有機溶剤臭・VOC排出ゼロ化(2)乾燥炉廃止による工程短縮・床面積削減・電力削減(3)必要分だけ切って使う運用での材料ロス低減(4)型抜き対応による組立精度向上を同時に達成しています。試作段階からA4少量で着手できるため、開発スピードも大幅短縮されています。●KPI候補:VOC排出量▲/乾燥工程の電力消費▲/組立工数▲/不良率▲/試作リードタイム▲/材料ロス率▲。●導入リードタイム:サンプルA4数枚は即出荷可。量産仕様確定後は、ロール巻取り・断裁形状で短納期供給。
想定される波及効果と横展開
本ソリューションの導入効果は、主課題の解決にとどまりません。社内提案・経営層提案の材料としてもご活用ください。・食品包材・衛生用品など人体接触領域の無溶剤化推進 → 安全規制対応・ブランド価値向上・FFC補強板・二次電池タブリード・太陽電池バックシート等、電子・エネルギー分野の量産品への拡張・自動車マット・PETボトルラベル・クリアケース等、組立工程の簡略化・自動化・難燃VTM0相当品など、規制要求の厳しい部材への共同開発展開・水系オレフィン接着剤との組み合わせによる金属/オレフィン部品接合の防湿・防水提案
同業他社との違い:なぜフジケミ・トレーディングが選ばれるのか
原反販売のみの商社が多い中、当社は「グレード提案+少量小口供給+水戸加工センターでの型抜き・断裁+カスタム複合材の企画」までを一気通貫で対応。A4数枚から試作評価でき、FFC補強板・二次電池タブリード・難燃複合材といった専門用途の蓄積を持つ点が独自の強みです。さらに水系オレフィン接着剤(ブラックライトで塗布部確認可)など、隣接製品との組み合わせ提案も可能です。
製品情報・スペック概要
採用実績のある製品の主なスペックは、用途と要求条件によって複数のグレードからお選びいただけます。代表的な仕様は以下の通りです(詳細スペックはお問い合わせください)。
ホットメルト種類厚さ(μm)構成融点(℃)特徴被着体・主な用途オレフィン系30〜150ホットメルト単体+離型シート66〜150耐熱性、低温接着PP、PE、その他ポリエステル系30〜150ホットメルト単体+離型シート105〜126高い接着性PET、金属、その他ポリエステル系(補強板用)30〜ホットメルト単体+離型シート—FFC補強板PET、金属、補強板ウレタン系30〜150ホットメルト単体+離型シート100〜135(軟化点)伸縮性に優れる布、その他PVC70〜ホットメルト単体+離型シート85〜低コスト布、その他多層品総厚100〜ホットメルト単体/ホットメルト単体—融点違いを多層化二次電池タブリード用複合材(カスタムMade)代表例 25/27難燃ホットメルト/PETまたはその他フィルム—難燃VTM0相当品FFC電線用被覆材/PET/金属
活用方法・運用例
実際の運用は、以下のようなパターンが多く採用されています。・食品包材:無溶剤・低温接着で食品衛生規制に対応。・段ボール・製本:乾燥工程を省略し製造スループット改善。・おむつ・サニタリー:ウレタン系の伸縮性で肌当たりの良い接着。・クリアケース・PETボトル胴巻きラベル:ポリエステル系で透明性と接着強度を両立。・太陽電池バックシート・自動車マット:耐熱性が必要な用途にオレフィン系・複合材で対応。・FFC電線用被覆材・二次電池タブリード:難燃複合材・多層品で電子・エネルギー分野の高機能要求に対応。・水系オレフィン接着剤の併用:金属/オレフィン接合部の防湿・防水材として、塗布部をブラックライトで目視確認可能。
食品包在
段ボール
製本
おむつ・サニタリー
クリアケース
太陽電池バックシート
自動車マット
ストローアタッチメント
PETボトル胴巻きラベル
FAQ(よくある質問)
主な用途は何ですか
電子部品(FFC補強板・二次電池タブリード)、電線、車両、マーク、衣服、プリント配線、家具材、建材、食品包材、衛生用品など多岐にわたります。
試験的にA4数枚だけ欲しいのですが可能ですか
ご用意可能です。被着体・想定圧着温度・必要枚数をお知らせください。短納期で出荷します。
被着体に合う樹脂系の選び方は
PP・PEならオレフィン系、PET・金属ならポリエステル系、布や伸縮性が必要ならウレタン系、低コスト優先ならPVCを基本に、耐熱条件と接着強度を加味して提案します。
型抜きや特殊形状の加工は可能ですか
星形・波状など接着したい形状に合わせた型抜き加工に対応可能です。水戸加工センターで試作・量産双方を承ります。
難燃仕様の複合材は対応可能ですか
難燃ホットメルトとPETフィルム等を一体化させた難燃VTM0相当品(カスタムMade)の実績があります。FFC電線用被覆材などに採用されています。
水系の接着剤も扱っていますか
水系オレフィン接着剤(特殊接着剤)を取り扱っています。金属との相性が良く、ブラックライトで塗布部を目視確認できるため、防水・防湿材として電子部品・電線・車両用途で採用されています。
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